HOME > 新製品・特殊板 > Mスラブ工法:製品解説

  • Mスラブとは、従来通りの方法でスパンクリートを成型した後、更にもう一段、スパンクリートを重ねて成型した二方向配筋一体パネルを使った床をいいます。
  • 2回に分けて成型することで、一段目と二段目の間に、メッシュ筋などの補強筋の挿入が可能となり、従来一方向の配筋しか出来ず、幅方向の曲げ耐力に弱点のあったスパンクリートパネルは、二方向配筋により、これらの弱点を解消しました。
  • 配力筋をパネル長辺部から突き出して成型することにより、パネル相互の接合を堅固にすることが出来、高耐力な床版が形成されます。
  • 実験により、せん断耐力はもちろん、曲げひび割れ後の曲げ耐力も、極めて高くなることが実証されています。
  • 工場での穴あけや切欠き加工も可能ですが、設計条件により限界値が異なりますので、あらかじめご相談下さい。

<特徴>

  1. 二方向配筋のプレストレストパネルである。
  2. 上下段のパネルの仕様を変えることにより、種々の要求への対応が可能となる。
  3. 挿入する鉄筋の位置、太さ等も任意に変えられる。
  4. 空胴効果により、同厚のコンクリート床に比べ、重量を10~25%程軽減できる。
  5. 上面にコッターを設けることにより、合成床としても使用できる。